投資その他の資産
投資有価証券
有価証券の具体的なものは、手形、小切手、株券、債券、船荷証券および倉庫証券を指します。
会計上の有価証券勘定で処理するするのは金融商品取引法に定める有価証券になりますが、一般的に株式や債券がほとんどです。
関係会社株式・関係会社出資金
関係会社株式、出資金とは、親会社、子会社、関連会社に関するものを指します。
親会社
親会社とは、株式会社を子会社とする会社の経営を支配している会社のことをいいます。
子会社
子会社とは、会社がその総株主の議決権の過半数を有する株式会社がその経営を支配している場合における当該会社をいいます。
関連会社
関連会社は、会社が他の会社の財務、事業の方針の決定に対して重要な影響を与えることができる会社のことをいいます。
所有している議決権の数の割合が100分の20以上である会社、議決権の100分の15以上100分の20未満を自己の計算において所有している会社等が関連会社となります。
長期貸付金
長期貸付金は、流動資産に記載された短期貸付金以外の貸付金であり、1年を超えて回収されるものをいいます。
破産更生債権等
破産更生債権等は、完成工事未収入金、受取手形などの営業債権、貸付金、立替金などのその他の債権のうち破産債権、再生債権、更生債権その他これらに準ずる債権で決算期後1年以内に弁済を受けられないことが明らかなものをいいます。
長期前払費用
長期前払費用とは、前払費用のうち決算日後1年を超えたあとに費用になるものとして支払われた対価のことをいいます。
流動資産の前払費用以外のもので、未経過保険料、未経過支払利息、前払賃借料があります。
繰延税金資産
固定資産の部に記載される繰延税金資産は、税効果会計の適用により資産として計上される金額の内、流動資産の繰延税金資産として計上されたもの以外のものをいいます。
例としては、減価償却超過額、減損損失、投資有価証券評価損否認額などがあります。
貸倒引当金
固定資産の部に記載される貸倒引当金は、長期貸付金等、投資その他の資産に属する債権に対する貸倒見込額を一括して計上します。
投資損失引当金
子会社株式等に対して、一定の要件に該当する場合には投資損失引当金を計上します。
その他投資
その他投資は、建設協力等の差入預託保証金、ゴルフ会員権、保険積立金などがあります。
建設協力金
建設協力金とは、建物建設時に消費寄託する建物等の賃貸にかかる預託保証金のことをいいます。
会員権
会員権とは、施設運営会社の発行する株式、預託保証金、入会金から構成されており、施設利用権が化体したものです。
保険積立金
保険積立金とは、満期返戻金を有する保険契約などにかかる保険料を積み立てです。