無形固定資産
無形固定資産とは、長期にわたって排他的または優越的な地位を与えるような法的権利、経済価値のことをいい、営業権、特許権、借地権、商標権、ソフトウェア、リース資産などがあります。
特許権
特許権とは、発明、発見による新製品、新製法を独占的、排他的に利用することができる権利のことをいいます。
借地権
借地権とは、他人が所有する土地を利用するための地上権および賃借権をいいます。
地上権とは地代を払って建物その他の建造物を所有する物権のことをいい、賃借権は賃貸借契約から生じる債権のことをいいます。
のれん
のれんとは、合併、事業譲渡などにより取得した事業の取得原価が、取得した資産及び引き受けた負債に配分された純額を上回る場合の超過額をいいます。
逆に不足する額は負ののれんとされ、負ののれんが生じた事業年度の利益として処理します。
ソフトウェア
ソフトウェアとは、コンピューターを機能させるように指令を組み合わせて表現したプログラム等をいいます。
その他の無形固定資産
その他の無形固定資産は次のようなものがあります。
電話加入権
電話役務の提供を受けるために加入電話の施設を利用する権利をいいます。
施設利用権
施設を建設するために要する費用を負担することにより、その施設を利用して便益を受ける権利をいいます。
水道施設利用権や電気通信施設利用権、温泉利用権などがあります。
商標権
商標を登録することにより、独占的、排他的に使用できる権利をいいます。